・強いガンランスの条件って?
現在、一番使われているガンランスは何でしょう?
記事を書いている9月14日時点だとおそらくは「トルチ・ダ・ラヴァタ」通称トルチと言われるヤツカダキ亜種のガンランスだろう。
これからガンランスを使いたいって人から「オススメのガンランスは?」って聞かれたらほとんどの人はトルチを薦めるんじゃないかと思います。
TAでもよく担がれているこのガンランス、何が強いのかをまず理解する必要があります。
・トルチの性能について
トルチ・ダ・ラヴァタ
攻撃力:300
切れ味:白(匠1で紫)
属性値:爆破50
会心率:30%
通常型:Lv8
スロット:3.1.1
百竜スロ:2
ガンランスを使っている人なら数値を見れば一目瞭然ですよね。
現時点では数少ない砲撃Lv8、かつフルバ運用に向いている通常型。
しかもほぼ何にでも担げる爆破属性で会心率も高くスロットも3.1.1、百竜スロ2と優秀…
切れ味も匠1or錬成強化すれば即紫ゲージが出せる。
紫を維持するためには剛刃研磨等の切れ味補助スキルを付ける必要はあるが、それでも手軽に紫を出せるのはポイントが高い。
切れ味の色については最低限しか書きませんが、これもダメージに関わる重要な要素です。
<切れ味による攻撃力補正値>
物理 | 属性 | |
青 | 1.2倍 | 1.0625倍 |
白 | 1.32倍 | 1.15倍 |
紫 | 1.39倍 | 1.25倍 |
・攻撃力300 白ゲージの実際の武器攻撃力
300x1.32=396
・攻撃力+15した場合
315x1.32=416
・攻撃力300 紫ゲージの実際の武器攻撃力
300x1.39=417☆
※見た目の攻撃力が高くても切れ味が悪ければダメージは伸びない
この辺に関しては他のサイトを見た方がより詳しく説明してあるので、興味がある方は調べてみてください。
…という感じで正直、攻撃力が低い以外の欠点が見当たらない。
トルチが選ばれている理由はこの総合力にあると言えます。
・フルバ型のダメージの考え方
一般的に、ガンランスの主力攻撃はフルバループと言われる連携です。
(フルバループについての解説はこちらのページに書いてあるので、理解している事を前提に話を進めて行きます。)
そして現在の主流となっているのが、ブラストダッシュ、リバースブラストを使って敵に貼り付きながらフルバループを撃ち込みまくる”リバブラフルバ型”
(リバブラフルバ型についての解説はこちらのページを参照にしてください。)
※ナルガ希少種の闇討ちスキルを使って背後から攻撃する闇討ちフルバ型というのもあるが、これもリバブラフルバ型の派生なのでここでは省略します。
詳細は省きますが、通常型Lv7→Lv8の威力上昇値は他のタイプよりも多く、実質砲撃Lv9相当となっています。(気になる方はこちらのデータの砲撃の数値を見比べてみてください)
高回転でフルバーストを叩き込むリバブラフルバ型にフルバーストの威力が高い通常Lv8のトルチが選ばれるのは必然ともいえる。
・やっぱりトルチが一強?
ここまで読んだらやっぱりトルチで良くない?ってなりますよね。
しかし、本当になんにでもトルチが正解なのか?
とりあえずオススメされたから担いでますという方も少なくないトルチ、今回はこの疑問に焦点を当ててみたいと思います。
まずトルチ=ほぼリバブラフルバ型前提で話を進めます。
なので同じリバブラフルバ型でトルチを超える火力が出せるガンランスを見つけようというのが今回お話しです。
前述しましたが、フルバーストで一番威力が高くなるのは通常Lv8。
では通常Lv7や放射Lv7、8とどのくらいダメージが違うのかを数値として見てみましょう。
拡散型は…すみませんが今回はお休みしてもらってます。
・フルバーストダメージの比較
・条件
砲術Lv3(1.3倍)
砲術団子(1.1倍)
装填数+1
全弾フルバーストとブラダorリバブラで1発消費している場合のダメージと通常Lv8とのダメージ差
※火ダメージは含めない
全弾 | 差 | 弾-1 | 差 | |
通常Lv8 | 448 | ー | 384 | ー |
放射Lv8 | 385 | ▲63 | 308 | ▲76 |
通常Lv7 | 371 | ▲77 | 318 | ▲66 |
放射Lv7 | 345 | ▲103 | 276 | ▲108 |
これでフルバ1セットのダメージ差が視覚化できました。
例えば通常型Lv7のダメージ差は77、これをフルバループの殴り部分で相殺できればトルチに打ち勝てます。
正確には爆破ダメージ分も加味しないといけませんが、リバブラの盾は属性値、状態異常蓄積は発生しないので、爆破を蓄積させるのは叩きつけ+なぎ払いのみ、爆発させられる回数には限界があるので今回は含めません。
その誤差がどうしても気になる人は、実際に狩りに行ってみて平均何回爆発したかを確認。
爆発の合計ダメージをフルバ回数で割って差分の数値をプラスしてください。
・殴りダメージの出し方
・フルバループ
モーション値
叩きつけ48
なぎ払い68
合計 116
・リバブラフルバ
モーション値
盾タックル30
空中叩きつけ55
なぎ払い68
合計 153
注目するのはリバブラフルバ型。
物理モーション値は約1.3倍になるが、弾を1発消費するのでフルバの威力は下がる。
通常Lv8とLv7の差は▲66。
各モンスターの肉質を見ながら、この66ダメージの差を攻撃力や属性値でトルチの殴り性能を上回る武器を探せば良いという感じ。
例えば下記の肉質だった場合…
肉質65 属性25
トルチは会心率が高いので会心100%超会心Lv3運用をベースで考えたいと思います。
攻撃スキル、アイテム等を含めた爆杭砲バフ込みの攻撃力はおそらく430~450前後。
紫維持かどうかで計算はかなり変わるが、厳しめの条件で比較した方がやりがいがあるので攻撃450、紫維持だった場合のダメージがこちら。
・武器攻撃力
450x1.39=625
・盾ダメージ
625x30x1.4x0.65/100= 171
・空中叩きつけ
625x55x1.4x0.65/100= 313
・なぎ払い
625x68x1.4x0.65/100= 387
合計 871
通常型Lv7でトルチに勝とうと思った場合、殴り部分でこのダメージ+66以上出す必要がある。
・攻撃力のみ盛る場合
66ダメージ追加で与えるには攻撃力換算で+37
基礎攻撃力337以上でトルチの会心+30%を穴埋めできる武器+スキルの組み合わせを探せば良い。
加算スキルで盛る場合は48必要。
※何故基礎攻撃力かと言うと、爆杭バフの仕様上攻撃力加算スキルには倍率が乗らない為。
詳しくはこちら
・属性で探す場合
属性で探す場合、属性値補正があるのはヘイルカッターの叩きつけ部のみ。
となると計算は単純で基本は属性値x切れ味補正x属性肉質となる。
前述したとおり、盾タックルには属性は乗らないので今回の場合は属性が乗るのは叩きつけ、なぎ払いの2ヒットのみ。
1ヒットあたり33ダメージ以上与えられる属性値を調べればよい。
会心撃【属性】、弱点特効【属性】を含めるかはスキル構成にもよりますが、スキル枠の事も考えて今回はあえて無しで出します。
66ダメージを追加で与えるのに必要な属性値は81
属性値81
爆杭バフ1.3倍
紫属性補正1.25倍
属性肉質25
81x1.3x1.25x.025=33
33x2hit=66
攻撃力がトルチよりも高くて属性も付いている…
モンスターの肉質がもっと柔らかくて属性は効かない…
色んなパターンがありますが、基本的は考え方は同じです。
実際はリバブラフルバ型で紫を剛刃維持し続けるより他スキル盛るパターンや、開始だけ剛刃で白までは使い切るパターン等、もう少し条件は緩くなる可能性が高いです。
・まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は基本的な部分だけを説明しました。
実際は
弱点部位を狙い続けられるのか?
リバブラ、ブラダ、フルバループの比率は?
100%会心にするのは弱特込み?見切り?狂竜克服?
毒などの状態異常は?
TAでパターン化する場合の最適解は?
等々…
本来ならリバブラフルバ以外にも属性特化、殴り特化、チクボン、爆ボン、守勢ガリロ、竜撃カウンター等々…もっともっと複雑で、これらも全て含めた火力説明をするには今回の何十倍ものテキスト量が必要になります。
あくまでガンランスの火力についての考え方の触りとして頭の片隅にしまっておいてもらえたら。
砲撃Lv8以外は選択肢に無いと思われがちですが、実はかなり僅差だったり、条件次第ではトルチ以上の強さを発揮するガンランスもあります。
トルチが優秀なのは間違いありません。
正直、性能的にレア度一つ上じゃない?って位には優秀です。
でも現段階ではトルチに劣るガンランス達も、今後のアプデで活躍できるようになる可能性も?
砲撃Lv8以外は使えないというフィルターを外せば、もっとガンランスが楽しくなるかもしれません。
今後実装されるガンランスが砲撃Lv8じゃなかったとしても、一度自分で計算してみてください。
砲撃Lv以上に重要な物が見えてくるかもしれませんよ
自分に合ったガンランスを探してみませんか?
コメント
すごく参考になり共感できる記事でした。
日々トルチを超えるために戦うスタイルやビルドを模索していますが最近は手応えを感じるものに出会えたので練度を上げている次第です。
某掲示板でトルチ一択に疑問を投げかけてもなかなか受け入れてもらえなかったところで黒キュアさんのようなインフルエンサーの方がこのような記事で一石を投じてくれたことは大きな意味があると思います。素晴らしい記事を有難うございました。
おお、こちらにもコメントありがとうございます。
もう少し基本技関連を書いたらこういうコラム的なの増やしていこうと思うのでまた見に来てください!